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植物写真がもっと上手くなる、実践できるコツとテクニック

植物写真の撮り方で悩んだことはないだろうか。結論から言うと、植物写真はコツさえ掴めば、誰でも美しく撮れる。私もガーデニングが趣味で、最初は「スマホじゃ限界がある」と思い込んでいた。でも、ある日、庭のバラを朝露のタイミングで下から撮ってみたら、今までにない一枚が撮れた。この記事では、私が実際に試して効果があったコツを、初心者でもすぐに実践できる形でシェアする。難しい機材や知識は必要ない。大事なのは、光の向きや構図を少し変えるだけだ。たとえば、真上から撮るのをやめて横から狙うだけで、花の奥行きがぐっと増す。私も最初は「どうせ下手だから」と諦めかけていたが、ちょっとした工夫で写真の印象が劇的に変わった。あなたも、まずは気軽に試してみてほしい。

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植物写真の撮り方——初心者でもすぐに実践できるコツ

スマホのカメラ性能が上がったおかげで、私たち誰でも気軽に植物の写真を撮れる時代になった。でも、思ったような一枚がなかなか撮れなくて悩んでいないだろうか。実際に私もガーデニングが趣味で、何度も「もっとうまく撮りたい」と試行錯誤してきた。この記事では、私が実際に試して効果があったコツを惜しみなくシェアする。

なぜ植物写真は難しいのか

動くペットや子どもに比べれば、植物はじっとしているから簡単——そう思うかもしれない。でも、実際はそうでもない。風で揺れる花びら、時間とともに変わる光の具合、背景に写り込む余計なもの。これらすべてが、思い通りの一枚を遠ざける原因になる。

私が最初に撮ったダリアの写真は、真上からパッと撮っただけだった。後で見返すと、花の形はきれいに入っているけど、なんだか味気ない。色も実物より薄く写っていて、「これじゃあ伝わらないな」と感じた。そこから学んだのは、ただシャッターを押すだけではダメだということ。植物写真は、被写体の魅力を引き出す「見せ方」が何より大事なのだ。たとえば、花の横顔を撮ると普段見えない奥行きが出るし、花芯だけにピントを合わせれば抽象画のような印象になる。レンズを通して初めて見える世界を探すのが、植物写真の面白いところだ。

角度と構図で印象がガラリと変わる

撮るときは、必ずしも正面から狙わなくていい。むしろ、わざと斜めや下から見上げるように撮ると、植物の力強さや繊細さが伝わりやすい。私はいつも、まず一回しゃがんでからファインダーをのぞくようにしている。

たとえば、バラのつぼみを真上から撮ると、ただの赤い点にしか見えない。でも、少し横に回って、背景に青空を入れて下からあおるように撮るだけで、ドラマチックな一枚になる。私が特に好きなのは、花びらの先端にだけピントを合わせて、後ろの花びらをぼかすテクニック。この方法なら、一枚の写真の中に「主役」と「脇役」が生まれて、見る人の目が自然と主役に引き寄せられる。また、植物の葉っぱの裏側や、しずくのついた茎にレンズを向けるのも面白い。普段見過ごしている細部にこそ、植物本来の美しさが隠れているからだ。このように、同じ植物でも角度を変えるだけで、何十通りもの表情を引き出せる。

光と時間帯を味方につける

写真を撮るうえで、光の質は最も重要だと言っていい。特に植物写真の場合、太陽の位置と時間帯を意識するだけで、写真の雰囲気がまったく変わる。私は晴れた日の午前中を狙うことが多い。朝の光はやわらかくて、植物に優しい影を作ってくれるからだ。

植物写真がもっと上手くなる、実践できるコツとテクニック Photos provided by pixabay

なぜ光の向きが重要なのか

逆光で撮ると花びらが透けて、まるで宝石のように輝いて見える。順光では色がはっきり出るけど、影が強くなりがち。どちらが正解というわけではなく、伝えたいイメージに合わせて選べばいい。

たとえば、私が撮ったアジサイの写真を例に挙げよう。正午のギラギラした日差しの下で撮ると、花の色が白飛びしてしまい、せっかくの淡いブルーがほとんど消えてしまった。そこで翌朝、太陽が昇って間もない6時ごろにもう一度行ってみた。すると、花びらに朝露が残っていて、逆光でキラキラと輝いた。その一枚は今でも私のお気に入りだ。光の向きを変えるだけで、同じ花でもまったく別の生き物のように撮れる。また、曇りの日は意外にも植物写真の味方になる。雲が自然のディフューザーの役割をして、やわらかい光が全体を包み込むからだ。影がほとんど出ないので、色の再現性が高くなるという利点もある。

早朝と夕方のマジックアワーを活用しよう

「早起きは三文の得」という言葉があるけど、植物写真ではまさにその通り。朝露がついた花や葉は、普段よりずっとドラマチックに見える。私は週末の早朝に庭に出て、夜の間にたまった水滴を撮るのを楽しみにしている。

具体的には、日の出から1時間以内が絶好のタイミング。この時間帯は光が低い位置から差し込むので、植物に長くて美しい影ができる。特に、ヒマワリやコスモスのように背の高い植物は、朝日を受けて黄金色に輝く。私が撮ったヒマワリの写真は、朝日が花びらの一枚一枚を照らし出して、まるで炎が燃えているように見えた。夕方も同様で、日没前の30分間は「ゴールデンアワー」とも呼ばれ、すべてを温かみのある色調に染め上げる。ただし、注意点もある。この時間帯は光の変化がとても速いので、こまめに設定を調整しないと暗くなりすぎる。スマホならタップで露出を変えられるので、こまめに確認しよう。また、早朝は地面が濡れていることが多いので、カメラやスマホを濡らさないように注意してほしい。私はビニール袋を一枚ポケットに入れておくようにしている。

クリエイティブに挑戦しよう

植物写真は、決して退屈な趣味じゃない。色や形、質感の組み合わせ次第で、無限の表現が可能だ。私はよく、植物とその周りの自然素材を組み合わせるようにしている。たとえば、バークチップのざらざらした質感と、コケのふわふわした柔らかさを一緒に写すと、写真にリズムが生まれる。

低い位置から撮る勇気を持とう

「きれいに撮ろう」と思うあまり、つい立ったままシャッターを切ってしまいがち。でも、本当にいい写真は、地面に這いつくばってでも撮る価値がある。私は何度もズボンを泥だらけにしながら、自分の庭で練習を重ねてきた。

実際のところ、植物の目線にカメラを下ろすだけで、写真の説得力がまるで違う。たとえば、チューリップの写真を撮るとき、立ったまま上から撮ると、ただの花の集まりにしか見えない。でも、地面に寝転んで花のすぐ横から撮ると、空に向かって伸びる茎の力強さや、花びらの内側の繊細なグラデーションが写る。私はこの方法で、庭に咲いたスイセンを撮ったことがある。地面に腹ばいになって、花の真横からレンズを向けると、背景には青空とぼやけた緑の葉が広がり、まるで絵画のような一枚が撮れた。もちろん、汚れるのが嫌な人は、カメラを地面に置いてタイマー撮影する手もある。あるいは、スマホなら自撮り棒を逆さにして地面すれすれに構えるというテクニックもある。大切なのは、「きれいに見える角度」を探すことではなく、「植物が一番輝いて見える角度」を探すことだ。そして、その角度は往々にして、私たち人間の目線よりもずっと低い位置にある。

植物写真がもっと上手くなる、実践できるコツとテクニック Photos provided by pixabay

なぜ光の向きが重要なのか

写真の構図に困ったら、庭にある小物を活用してみるのも手だ。ガーデンフォークやじょうろ、石や流木などを一緒に写し込むと、写真にストーリーが生まれる。

私がよく使うのは、ガラスの瓶や水を張ったボウル。水に映る花の姿は、まるで別世界のようで見る人を引きつける。先日も、バラの花びらを水に浮かべて、上から真上にレンズを向けて撮ってみた。水面に映る空と雲、そして花びらが作り出す模様は、とても一つの植物写真とは思えないほど幻想的だった。また、葉っぱの裏側から光を通すと、葉脈がくっきりと浮かび上がる。この方法は、特にシダやモンステラのような特徴的な葉の形をした植物に効果的だ。ただし、小物を入れすぎると写真がごちゃごちゃしてしまう。私は「主役はあくまで植物」というルールを守っていて、小物はあくまでアクセントとして使うようにしている。たとえば、一輪のバラを撮るときは、その隣にさりげなくガーデンハサミを置く。そうすることで、「今、庭で切り取ったばかりの新鮮な花」というストーリーが伝わる。こうした小さな工夫が、写真に深みを与えてくれる。

植物写真に必要な機材と設定

「いい写真を撮るには高級なカメラが必要」と思っている人がいるけど、それは半分正しくて半分間違っている。もちろん、高性能なカメラに越したことはないが、今のスマホでも十分きれいな植物写真が撮れる。大事なのは、機材よりも設定とテクニックだ。

スマホとデジカメ、どちらが適しているか

正直なところ、私は両方を使い分けている。日常のスナップならスマホで十分だし、本気で撮りたいときはミラーレスカメラを持ち出す。でも、スマホでもマクロモードやポートレートモードを活用すれば、驚くほどきれいなボケ味が得られる。

ここで、私が実際に比較した結果を表にまとめてみた。

項目スマートフォンデジタルカメラ(ミラーレス)
手軽さ◎ ポケットからすぐ取り出せる△ 持ち運びにやや手間
ボケ味の調整△ ソフトウェア処理に依存(約70%の機種で対応)◎ レンズと絞りで自由自在
暗所での画質○ 夜景モードで改善傾向◎ センサーが大きいほど有利
マクロ撮影○ 専用モードで約2cmまで寄れる◎ マクロレンズ交換でさらに拡大可能
価格◎ 本体代のみ(すでに持っているなら追加費用なし)△ 本体+レンズで最低でも5万円以上

この表を見てもわかる通り、どちらにもメリットとデメリットがある。私のアドバイスとしては、まずは手元にあるスマホで基本を覚えるのがいい。それで物足りなくなったら、中古のミラーレスカメラを探すのも一つの手だ。ちなみに、私がスマホで撮った写真をSNSにアップしたら、「どのカメラを使っているんですか?」と聞かれたことがある。それだけ、テクニック次第でスマホでもプロ並みの写真が撮れるということだ。

露出とフォーカスの基本

写真の明るさを決める露出と、ピントを合わせるフォーカスは、基本中の基本。私はいつも、撮りたい部分をタップしてから露出補正をするようにしている。特に逆光のときは、タップした位置によって写真の雰囲気がガラリと変わる。

具体的には、花を逆光で撮るときは、花の明るい部分をタップするのではなく、影になっている部分をタップして露出を合わせる。そうすると、花びらの透け感が強調されて、より美しく写る。逆に、花の白い部分をタップすると、周りの背景が暗くなりすぎることがある。私はこの調整を覚えるまでに何度も失敗した。特に、白いユリを撮ったときは、花びらが白飛びしてしまって、まるで紙の花みたいになってしまった。そこから学んだのは、露出は「明るさ」だけでなく「伝えたい雰囲気」に合わせて決めるべきだということ。たとえば、しっとりとした雰囲気を出したいなら、少し暗めに設定する。元気いっぱいの印象にしたいなら、明るめに設定する。この感覚は、実際に何度も撮ってみないと身につかない。私も最初のうちは、同じ被写体を露出を変えて10枚以上撮って比べていた。そのおかげで、今では直感的に「この花にはこの露出」と決められるようになった。

写真の後処理と共有のコツ

撮影が終わったら、次は写真の仕上げだ。現代のデジタル写真は、後処理でさらに良くすることができる。私は、撮って終わりではなく、そこからどう見せるかまでを写真撮影の一部と考えている。

植物写真がもっと上手くなる、実践できるコツとテクニック Photos provided by pixabay

なぜ光の向きが重要なのか

スマホなら無料の編集アプリで十分だ。私が使っているのは、Lightroomの無料版とSnapseedの2つ。どちらも直感的に操作できて、色味や明るさの調整が思いのままにできる。

編集で気をつけたいのは、やりすぎないこと。特に植物写真の場合、自然な色味を残すのが大事だ。私は、彩度を上げすぎると植物が不自然に見えるという経験から、調整は控えめにするようにしている。具体的な手順としては、まず明るさとコントラストを微調整する。次に、ホワイトバランスを調整して、実際に見た色に近づける。最後に、シャープネスを少し上げて、細部をはっきりさせる。この3ステップだけで、撮ったままの写真とは比べ物にならないほど見栄えが良くなる。また、トリミングも重要な編集の一つだ。撮影時に余計なものが写り込んでしまったら、思い切って切り取ってしまおう。私はよく、写真の主役を強調するために、周りの不要な部分をトリミングしている。たとえば、背景にゴミ箱が写り込んでいたら、それを切り取るだけで写真のクオリティがぐっと上がる。編集はあくまで「引き算」の作業だということを忘れないでほしい。

SNSで共有するときの注意点

せっかく撮った写真なら、誰かに見てもらいたいと思うのが自然だ。でも、SNSにアップするときは、写真のサイズや画質に気をつけたほうがいい。多くのSNSは画像を圧縮するので、元の画質が落ちてしまうからだ。

私が実践しているのは、編集が終わったら、写真を最大サイズで保存しておくこと。SNSにアップするときは、その最大サイズの写真をそのまま投稿する。そうすることで、圧縮による画質低下を最小限に抑えられる。また、ハッシュタグは「#植物写真」「#ガーデニング」「#花撮影」のような、ターゲットを絞ったものを3〜5個つけるのが効果的。あまり多すぎると、かえって見てもらいにくくなる。私の経験では、5個前後が一番反応が良かった。また、写真にキャプションをつけるときは、「この花の名前」や「撮影した場所」「そのときの天気や気持ち」を一言添えると、見る人の共感を得やすい。たとえば、「今朝の庭で、朝露に濡れたバラ。香りまで届きそうな一枚を目指しました」といった具合だ。こうした小さな気配りが、SNSでの反応を大きく変える。そして何より、自分が撮った写真に自信を持ってほしい。完璧じゃなくていい。一枚一枚に込めた思いが、必ず誰かに伝わるからだ。

よくある失敗とその対策

ここまでいろいろなコツを紹介してきたけど、実際に撮影すると誰でも失敗するものだ。私も数えきれないほどの失敗を経験してきた。だからこそ、よくある失敗とその対策を知っておけば、同じミスを繰り返さずに済む。

ピントが合わないときの対処法

植物写真で一番多い失敗が、ピントが合わないこと。特に風で花が揺れると、なかなかピントが決まらない。私はこの問題にずいぶん悩まされてきた。

対策はとてもシンプルだ。まず、スマホやカメラをしっかり固定すること。片手で持つとどうしてもブレるので、私は必ず両手で持つか、三脚を使うようにしている。また、風が強い日は、撮影を諦めるか、風よけになるものを使う。私はよく、自分の体で風を遮りながら撮影している。さらに、連写モードを使うのも効果的だ。複数枚撮っておけば、その中にピントが合った一枚が必ずある。私が特に気に入っているのは、花の開花シーンを撮るときの連写だ。つぼみが開く瞬間を何枚も撮っておいて、後で一番きれいな一枚を選ぶ。この方法だと、一発勝負のプレッシャーから解放される。また、マクロ撮影では、ピントが合う範囲がとても狭いので、自分が少し前後に動いてピントを微調整する「ピントブラケット」というテクニックも試してみてほしい。これは、少しずつ体を前後に揺らしながら連写する方法で、必ずどこかにピントが合った一枚が写る。最初はぎこちないけど、慣れるととても便利なテクニックだ。

色味が実物と違って見える問題

「撮った写真を見たら、花の色が全然違う!」という経験はないだろうか。実はこれ、ホワイトバランスの設定が原因であることが多い。私は何度もこの問題に悩まされて、やっと解決方法を見つけた。

対策としては、撮影前にホワイトバランスを確認すること。多くのスマホやカメラは「オート」に設定されているけど、これが思わぬ色味の変化を引き起こす。特に、日陰や室内で撮るときは、オートだと青みがかったり黄色みがかったりすることがある。私が実践しているのは、太陽光モードに固定して撮ること。そうすることで、色味が安定する。また、どうしても色味が気になるときは、後から編集ソフトで調整する。でも、最初から正しい色味で撮っておく方が、後処理の手間が格段に減る。もう一つのコツは、グレーカードを使ってホワイトバランスを合わせること。写真の世界ではプロも使う方法で、グレーカードをいったん撮影しておくと、その写真の色味を基準に調整できる。私は100円ショップで売っている灰色の画用紙を代用している。これを一枚ポケットに入れておけば、どんな光源の下でも正確な色味を再現できる。この方法を知ってから、植物の本来の美しい色をそのまま写真に残せるようになった。

写真から伝わるストーリーを大切に

最後に、私が一番伝えたいことを書く。それは、写真は「記録」ではなく「表現」だということ。どれだけテクニックを駆使しても、撮る人の気持ちが入っていなければ、見る人の心には響かない。私がこれまでに撮った何千枚もの植物写真の中で、一番好きな一枚は、技術的に完璧ではない。

その写真は、雨上がりの庭で撮った一枚のアジサイだ。花びらには水滴がついていて、空はどんよりと曇っていた。でも、その写真を見ると、あの日の静けさや、雨の匂い、そして「きれいだな」と思った気持ちまで思い出せる。技術的な完成度よりも、その瞬間の感動を切り取ることの方が、ずっと大切だということに気づかされた。だから、あなたにも伝えたい。難しいことを考えすぎず、まずは自分の目で見て「きれいだな」「面白いな」と思ったものを、そのまま撮ってみてほしい。テクニックは後からついてくる。大切なのは、植物と向き合う時間を楽しむこと。シャッターを切るたびに、新しい発見があるはずだ。私は今でも、庭に出るたびに何か新しい被写体を探している。昨日は気づかなかった葉っぱの形、今日は違って見える花の色。そんな小さな発見を積み重ねることが、植物写真の一番の醍醐味だと私は思っている。

植物写真をワンランク上げる実践テクニック

スマホのカメラ性能が上がったおかげで、私たち誰でも気軽に植物の写真を撮れる時代になった。でも、思ったような一枚がなかなか撮れなくて悩んでいないだろうか。実際に私もガーデニングが趣味で、何度も「もっとうまく撮りたい」と試行錯誤してきた。この記事では、私が実際に試して効果があったコツを惜しみなくシェアする。

なぜ植物写真は難しいのか

動くペットや子どもに比べれば、植物はじっとしているから簡単——そう思うかもしれない。でも、実際はそうでもない。風で揺れる花びら、時間とともに変わる光の具合、背景に写り込む余計なもの。これらすべてが、思い通りの一枚を遠ざける原因になる。

私が最初に撮ったダリアの写真は、真上からパッと撮っただけだった。後で見返すと、花の形はきれいに入っているけど、なんだか味気ない。色も実物より薄く写っていて、「これじゃあ伝わらないな」と感じた。そこから学んだのは、ただシャッターを押すだけではダメだということ。植物写真は、被写体の魅力を引き出す「見せ方」が何より大事なのだ。たとえば、花の横顔を撮ると普段見えない奥行きが出るし、花芯だけにピントを合わせれば抽象画のような印象になる。レンズを通して初めて見える世界を探すのが、植物写真の面白いところだ。

角度と構図で印象がガラリと変わる

撮るときは、必ずしも正面から狙わなくていい。むしろ、わざと斜めや下から見上げるように撮ると、植物の力強さや繊細さが伝わりやすい。私はいつも、まず一回しゃがんでからファインダーをのぞくようにしている。

たとえば、バラのつぼみを真上から撮ると、ただの赤い点にしか見えない。でも、少し横に回って、背景に青空を入れて下からあおるように撮るだけで、ドラマチックな一枚になる。私が特に好きなのは、花びらの先端にだけピントを合わせて、後ろの花びらをぼかすテクニック。この方法なら、一枚の写真の中に「主役」と「脇役」が生まれて、見る人の目が自然と主役に引き寄せられる。また、植物の葉っぱの裏側や、しずくのついた茎にレンズを向けるのも面白い。普段見過ごしている細部にこそ、植物本来の美しさが隠れているからだ。このように、同じ植物でも角度を変えるだけで、何十通りもの表情を引き出せる。

天気を味方につける撮影術

天気予報をチェックするのは、私にとって写真撮影の第一歩だ。晴れだけが正解じゃなくて、曇りや雨の日こそ、狙い目のシチュエーションが多い。「今日は天気が悪いからやめとこう」と思う前に、一度外に出てみてほしい。

なぜ曇りの日が狙い目なのか

「写真は晴れの日に撮るもの」——そう思い込んでいないだろうか。実は、曇りの日は植物写真の宝庫。雲が天然のディフューザーになって、強い影が出ずにやわらかい光が全体を包み込むからだ。

私が曇りの日に撮った紫陽花の写真を思い出してほしい。晴れた日に撮ると、花びらに強い影ができて、色が部分的に白飛びしてしまった。でも、曇りの日に同じ花を撮ると、影がほとんどないので、紫や青のグラデーションがきれいに残った。特に、紫陽花のように色の変化が繊細な花は、曇りの日の方が実物に近い色味で撮れる。私は曇りの日を「撮影日和」と呼んでいて、週間天気予報で曇りのマークを見ると、むしろワクワクする。また、曇りの日は風が弱いことが多いので、花が揺れにくくてピントが合わせやすいという利点もある。あなたも一度、曇りの日に庭や公園に出かけてみてほしい。いつもと違う植物の表情に出会えるはずだ。

雨の日こそチャンスと捉えよう

「雨の日に写真なんて撮れない」——そう思うのはもったいない。雨の日は、植物が一番ドラマチックに見える瞬間を狙える。水滴がついた花びらや葉っぱは、晴れの日には決して見られない輝きを見せる。

私は雨が上がった直後の庭に出るのが大好きだ。地面には水たまりができていて、そこに空や花が映り込む。特に、水滴をクローズアップで撮ると、まるで宝石のような写真になる。私が先日撮ったバラの写真は、花びらに残った水滴に周りの緑が映り込んでいて、一つの水滴の中に小さな世界が広がっているようだった。雨の日の撮影で注意したいのは、カメラやスマホを濡らさないこと。私は100円ショップで買った透明の防水ケースに入れて撮影している。また、レンズに水滴がつくと写真がぼやけるので、こまめに拭くようにしている。雨の日ならではの撮り方として、傘をさしながら片手で撮るより、カメラを固定してタイマー撮影する方がブレにくい。私は小さな三脚を持ち歩いていて、雨の日は特に活用している。雨音を聞きながらの撮影は、心が落ち着く特別な時間になる。

構図の基本ルールを押さえる

構図と聞くと難しく感じるかもしれない。でも、たった一つのルールを覚えるだけで、写真の印象が大きく変わる。私がいつも意識しているのは「三分割法」と「前景の活用」だ。これらを意識するだけで、プロっぽい写真に近づける。

三分割法で主役を引き立てる

三分割法とは、画面を縦横3分割の9マスに区切って、その交点に主役を置く構図のこと。私はこのルールを知ってから、写真のバランスが格段に良くなった。でも、最初は「こんな細かいこと気にしなきゃダメ?」と思っていた。

実際に試してみると、その効果はすぐに実感できる。たとえば、一輪のヒマワリを写真の真ん中に置くと、どこか落ち着かない印象になる。でも、右上の交点に花を配置して、左下に青空を広く入れると、写真に余白が生まれて見やすくなる。私が初めて三分割法を意識して撮ったチューリップの写真は、今でもお気に入りの一枚だ。花を左下の交点に置いて、右上にぼやけた緑の葉を配置した。すると、見る人の目が自然と左下の花に引き寄せられる。三分割法は、スマホのカメラ設定で「グリッド線」を表示すれば簡単に使える。私は撮影前に必ずグリッド線をオンにしている。ただし、すべての写真にこのルールを適用する必要はない。たまには真ん中に花をドーンと置く構図も、迫力があってかっこいい。ルールはあくまで参考程度に覚えておけばいい。

前景を使って奥行きを演出する

写真が平面的に見えると感じたら、手前に何かを置く「前景」を試してみてほしい。たとえば、ぼやけた葉っぱを手前に配置すると、後ろの花がぐっと引き立つ。

私はよく、庭の芝生や低い草を前景に使っている。具体的な方法は、カメラを低い位置に構えて、手前の葉っぱにピントを合わせずに、後ろの花にピントを合わせる。すると、手前の葉っぱがぼやけて、写真に自然な奥行きが生まれる。私がこのテクニックで撮ったコスモスの写真は、手前のススキの穂がぼやけて、後ろのピンクの花がくっきりと浮かび上がった。まるで絵画のような奥行きが出て、友達から「どうやって撮ったの?」とよく聞かれる一枚になった。前景を使うときの注意点は、入れすぎないこと。あまりに多くのものを前景に入れると、写真がごちゃごちゃしてしまう。私は「主役を隠さない程度に、さりげなく」をモットーにしている。また、前景に使うものは、植物の一部でなくてもいい。フェンスの隙間や、石の陰から撮るのも面白い。このテクニックを覚えてから、私は「撮る場所」を探すのが楽しくなった。

機材選びで迷わないために

「いい写真を撮るには高級なカメラが必要」と思っている人がいるけど、それは半分正しくて半分間違っている。もちろん、高性能なカメラに越したことはないが、今のスマホでも十分きれいな植物写真が撮れる。大事なのは、機材よりも設定とテクニックだ。

スマホとデジカメ、どちらが適しているか

正直なところ、私は両方を使い分けている。日常のスナップならスマホで十分だし、本気で撮りたいときはミラーレスカメラを持ち出す。でも、スマホでもマクロモードやポートレートモードを活用すれば、驚くほどきれいなボケ味が得られる。

ここで、私が実際に比較した結果を表にまとめてみた。

項目スマートフォンデジタルカメラ(ミラーレス)
手軽さ◎ ポケットからすぐ取り出せる△ 持ち運びにやや手間
ボケ味の調整△ ソフトウェア処理に依存(約70%の機種で対応)◎ レンズと絞りで自由自在
暗所での画質○ 夜景モードで改善傾向◎ センサーが大きいほど有利
マクロ撮影○ 専用モードで約2cmまで寄れる◎ マクロレンズ交換でさらに拡大可能
価格◎ 本体代のみ(すでに持っているなら追加費用なし)△ 本体+レンズで最低でも5万円以上

この表を見てもわかる通り、どちらにもメリットとデメリットがある。私のアドバイスとしては、まずは手元にあるスマホで基本を覚えるのがいい。それで物足りなくなったら、中古のミラーレスカメラを探すのも一つの手だ。ちなみに、私がスマホで撮った写真をSNSにアップしたら、「どのカメラを使っているんですか?」と聞かれたことがある。それだけ、テクニック次第でスマホでもプロ並みの写真が撮れるということだ。

露出とフォーカスの基本

写真の明るさを決める露出と、ピントを合わせるフォーカスは、基本中の基本。私はいつも、撮りたい部分をタップしてから露出補正をするようにしている。特に逆光のときは、タップした位置によって写真の雰囲気がガラリと変わる。

具体的には、花を逆光で撮るときは、花の明るい部分をタップするのではなく、影になっている部分をタップして露出を合わせる。そうすると、花びらの透け感が強調されて、より美しく写る。逆に、花の白い部分をタップすると、周りの背景が暗くなりすぎることがある。私はこの調整を覚えるまでに何度も失敗した。特に、白いユリを撮ったときは、花びらが白飛びしてしまって、まるで紙の花みたいになってしまった。そこから学んだのは、露出は「明るさ」だけでなく「伝えたい雰囲気」に合わせて決めるべきだということ。たとえば、しっとりとした雰囲気を出したいなら、少し暗めに設定する。元気いっぱいの印象にしたいなら、明るめに設定する。この感覚は、実際に何度も撮ってみないと身につかない。私も最初のうちは、同じ被写体を露出を変えて10枚以上撮って比べていた。そのおかげで、今では直感的に「この花にはこの露出」と決められるようになった。

写真の後処理と共有のコツ

撮影が終わったら、次は写真の仕上げだ。現代のデジタル写真は、後処理でさらに良くすることができる。私は、撮って終わりではなく、そこからどう見せるかまでを写真撮影の一部と考えている。

植物写真がもっと上手くなる、実践できるコツとテクニック Photos provided by pixabay

なぜ光の向きが重要なのか

スマホなら無料の編集アプリで十分だ。私が使っているのは、Lightroomの無料版とSnapseedの2つ。どちらも直感的に操作できて、色味や明るさの調整が思いのままにできる。

編集で気をつけたいのは、やりすぎないこと。特に植物写真の場合、自然な色味を残すのが大事だ。私は、彩度を上げすぎると植物が不自然に見えるという経験から、調整は控えめにするようにしている。具体的な手順としては、まず明るさとコントラストを微調整する。次に、ホワイトバランスを調整して、実際に見た色に近づける。最後に、シャープネスを少し上げて、細部をはっきりさせる。この3ステップだけで、撮ったままの写真とは比べ物にならないほど見栄えが良くなる。また、トリミングも重要な編集の一つだ。撮影時に余計なものが写り込んでしまったら、思い切って切り取ってしまおう。私はよく、写真の主役を強調するために、周りの不要な部分をトリミングしている。たとえば、背景にゴミ箱が写り込んでいたら、それを切り取るだけで写真のクオリティがぐっと上がる。編集はあくまで「引き算」の作業だということを忘れないでほしい。

SNSで共有するときの注意点

せっかく撮った写真なら、誰かに見てもらいたいと思うのが自然だ。でも、SNSにアップするときは、写真のサイズや画質に気をつけたほうがいい。多くのSNSは画像を圧縮するので、元の画質が落ちてしまうからだ。

私が実践しているのは、編集が終わったら、写真を最大サイズで保存しておくこと。SNSにアップするときは、その最大サイズの写真をそのまま投稿する。そうすることで、圧縮による画質低下を最小限に抑えられる。また、ハッシュタグは「#植物写真」「#ガーデニング」「#花撮影」のような、ターゲットを絞ったものを3〜5個つけるのが効果的。あまり多すぎると、かえって見てもらいにくくなる。私の経験では、5個前後が一番反応が良かった。また、写真にキャプションをつけるときは、「この花の名前」や「撮影した場所」「そのときの天気や気持ち」を一言添えると、見る人の共感を得やすい。たとえば、「今朝の庭で、朝露に濡れたバラ。香りまで届きそうな一枚を目指しました」といった具合だ。こうした小さな気配りが、SNSでの反応を大きく変える。そして何より、自分が撮った写真に自信を持ってほしい。完璧じゃなくていい。一枚一枚に込めた思いが、必ず誰かに伝わるからだ。

よくある失敗とその対策

ここまでいろいろなコツを紹介してきたけど、実際に撮影すると誰でも失敗するものだ。私も数えきれないほどの失敗を経験してきた。だからこそ、よくある失敗とその対策を知っておけば、同じミスを繰り返さずに済む。

ピントが合わないときの対処法

植物写真で一番多い失敗が、ピントが合わないこと。特に風で花が揺れると、なかなかピントが決まらない。私はこの問題にずいぶん悩まされてきた。

対策はとてもシンプルだ。まず、スマホやカメラをしっかり固定すること。片手で持つとどうしてもブレるので、私は必ず両手で持つか、三脚を使うようにしている。また、風が強い日は、撮影を諦めるか、風よけになるものを使う。私はよく、自分の体で風を遮りながら撮影している。さらに、連写モードを使うのも効果的だ。複数枚撮っておけば、その中にピントが合った一枚が必ずある。私が特に気に入っているのは、花の開花シーンを撮るときの連写だ。つぼみが開く瞬間を何枚も撮っておいて、後で一番きれいな一枚を選ぶ。この方法だと、一発勝負のプレッシャーから解放される。また、マクロ撮影では、ピントが合う範囲がとても狭いので、自分が少し前後に動いてピントを微調整する「ピントブラケット」というテクニックも試してみてほしい。これは、少しずつ体を前後に揺らしながら連写する方法で、必ずどこかにピントが合った一枚が写る。最初はぎこちないけど、慣れるととても便利なテクニックだ。

色味が実物と違って見える問題

「撮った写真を見たら、花の色が全然違う!」という経験はないだろうか。実はこれ、ホワイトバランスの設定が原因であることが多い。私は何度もこの問題に悩まされて、やっと解決方法を見つけた。

対策としては、撮影前にホワイトバランスを確認すること。多くのスマホやカメラは「オート」に設定されているけど、これが思わぬ色味の変化を引き起こす。特に、日陰や室内で撮るときは、オートだと青みがかったり黄色みがかったりすることがある。私が実践しているのは、太陽光モードに固定して撮ること。そうすることで、色味が安定する。また、どうしても色味が気になるときは、後から編集ソフトで調整する。でも、最初から正しい色味で撮っておく方が、後処理の手間が格段に減る。もう一つのコツは、グレーカードを使ってホワイトバランスを合わせること。写真の世界ではプロも使う方法で、グレーカードをいったん撮影しておくと、その写真の色味を基準に調整できる。私は100円ショップで売っている灰色の画用紙を代用している。これを一枚ポケットに入れておけば、どんな光源の下でも正確な色味を再現できる。この方法を知ってから、植物の本来の美しい色をそのまま写真に残せるようになった。

写真から伝わるストーリーを大切に

最後に、私が一番伝えたいことを書く。それは、写真は「記録」ではなく「表現」だということ。どれだけテクニックを駆使しても、撮る人の気持ちが入っていなければ、見る人の心には響かない。私がこれまでに撮った何千枚もの植物写真の中で、一番好きな一枚は、技術的に完璧ではない。

その写真は、雨上がりの庭で撮った一枚のアジサイだ。花びらには水滴がついていて、空はどんよりと曇っていた。でも、その写真を見ると、あの日の静けさや、雨の匂い、そして「きれいだな」と思った気持ちまで思い出せる。技術的な完成度よりも、その瞬間の感動を切り取ることの方が、ずっと大切だということに気づかされた。だから、あなたにも伝えたい。難しいことを考えすぎず、まずは自分の目で見て「きれいだな」「面白いな」と思ったものを、そのまま撮ってみてほしい。テクニックは後からついてくる。大切なのは、植物と向き合う時間を楽しむこと。シャッターを切るたびに、新しい発見があるはずだ。私は今でも、庭に出るたびに何か新しい被写体を探している。昨日は気づかなかった葉っぱの形、今日は違って見える花の色。そんな小さな発見を積み重ねることが、植物写真の一番の醍醐味だと私は思っている。

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FAQs

Q: 植物写真を撮るとき、なぜいつも思ったように撮れないのか?

A: 私も最初は同じ悩みを抱えていた。よくある原因は、正面から真上に撮っていることだ。たとえば、ダリアを正面から撮ると形はきれいでも味気ない一枚になる。そこで、花の横顔や花芯だけにピントを合わせてみてほしい。私が実践しているのは、まずしゃがんでからファインダーをのぞくこと。すると、風で揺れる花びらや、背景に映る余計なものが自然と目に入らなくなる。また、光の向きを変えるのも効果的だ。朝のやわらかい光なら花びらが透けて見えるし、夕方のゴールデンアワーならすべてを温かみのある色調に染めてくれる。私は週末の早朝に庭に出て、朝露がついた花を撮るのが楽しみだ。その一枚には、夜の静けさと新しい一日の始まりが詰まっている。こうした小さな工夫を積み重ねることで、植物写真がぐっと魅力的になる。

Q: 植物写真に最適な時間帯はいつか?

A: 私の経験から言うと、日の出から1時間以内と日没前の30分間がベストだ。この時間帯は「マジックアワー」とも呼ばれ、光が低い位置から差し込むため植物に長く美しい影ができる。たとえば、ヒマワリを朝日に照らされた姿で撮ると、花びらの一枚一枚が黄金色に輝く。一方、夕方の光はすべてを赤みがかった暖色に染めるため、バラやコスモスをドラマチックに見せてくれる。ただし、注意点もある。この時間帯は光の変化がとても速いので、スマホならタップで露出をこまめに調整する必要がある。私も最初は設定を忘れて暗くなりすぎた写真を量産した。また、早朝は地面が濡れているから、カメラやスマホを保護するためにビニール袋を一枚ポケットに入れておくといい。この時間帯の写真は、見る人に「その場の空気感」まで伝わるので、ぜひ試してみてほしい。

Q: スマホとデジカメ、植物写真にはどちらが適しているか?

A: 私の答えは、両方使い分けるのが正解だ。日常のスナップならスマホで十分。私もよく、庭に出るときはスマホだけ持って行く。マクロモードやポートレートモードを活用すれば、約2cmまで寄れる機種もあり、驚くほどきれいなボケ味が得られる。一方、本気で撮りたいときはミラーレスカメラを持ち出す。特に、暗所での画質やボケ味の調整ではデジカメに軍配が上がる。私が比較した経験では、スマホの約70%の機種がソフトウェア処理でボケ味を再現しているが、デジカメならレンズと絞りで自由自在に調整できる。価格面では、スマホはすでに持っているなら追加費用がかからないのが最大のメリットだ。一方、デジカメは本体とレンズで最低でも5万円以上かかる。私のアドバイスは、まずは手元のスマホで基本を覚えること。それで物足りなくなったら、中古のミラーレスカメラを探すのも手だ。実際に私がスマホで撮った写真をSNSにアップしたら、「どのカメラを使っているんですか?」と聞かれたことがある。それだけ、テクニック次第でスマホでもプロ並みの写真が撮れるということだ。

Q: 写真の色が実物と違って見えるのはなぜか?

A: この問題の原因のほとんどは、ホワイトバランスの設定にある。多くのスマホやカメラは「オート」に設定されているけど、これが思わぬ色味の変化を引き起こす。特に、日陰や室内で撮るときに顕著で、オートだと青みがかったり黄色みがかったりする。私が実践しているのは、太陽光モードに固定して撮ることだ。そうすることで、色味が安定する。もう一つのコツは、グレーカードを使うこと。写真の世界ではプロも使う方法で、私は100円ショップで売っている灰色の画用紙を代用している。これを一枚ポケットに入れておけば、どんな光源の下でも正確な色味を再現できる。また、どうしても色味が気になるときは、後から編集ソフトで調整する。でも、最初から正しい色味で撮っておく方が、後処理の手間が格段に減る。この方法を知ってから、植物の本来の美しい色をそのまま写真に残せるようになった。

Q: 撮影した写真をより魅力的に見せる後処理のコツは?

A: 私が使っているのは、Lightroomの無料版とSnapseedの2つ。どちらも直感的に操作できる。編集で気をつけたいのは、やりすぎないことだ。特に植物写真の場合、自然な色味を残すのが大事。私は、彩度を上げすぎると不自然に見えるという経験から、調整は控えめにしている。具体的な手順としては、まず明るさとコントラストを微調整する。次に、ホワイトバランスを調整して実際に見た色に近づける。最後に、シャープネスを少し上げて細部をはっきりさせる。この3ステップだけで、撮ったままの写真とは比べ物にならないほど見栄えが良くなる。また、トリミングも重要な編集だ。背景にゴミ箱が写り込んでいたら、それを切り取るだけで写真のクオリティがぐっと上がる。編集はあくまで「引き算」の作業だということを忘れないでほしい。SNSにアップするときは、最大サイズで保存した写真をそのまま投稿する。そうすることで、圧縮による画質低下を最小限に抑えられる。